超音波検査
超音波検査とは
超音波検査は、ゼリー状の液体を塗り、器具を乳房にあてる検査です。痛みはありません。X線を使用しないため、放射線被ばくの心配もありません。脂肪が少なく乳腺組織が密な傾向にある若年者に適した検査です。より精度の高い検診には、マンモグラフィとの併用がおすすめです。
どんな検査?
超音波を発する機器を動かしながら画像をチェックするため、乳房にゼリーを塗って機器の滑りを良くします。この検査では乳房の内部の断面を診ていきます。超音波検査のメリットは、乳腺密度の高い若い人の小さなしこりも見つけやすいという点です。若年層の方の乳がん検査におすすめです。放射線被ばくをしない超音波検査は、妊娠中の方にも安心してご利用いただけます。
どんなことがわかるの?
触診ではわからない小さなしこりを発見することが可能です。超音波検査でしこりの性質についてもある程度わかりますが、詳しい検査が必要な場合には、細胞診検査や組織診検査を行います。この場合、超音波で針の方向を見ながら組織を採取します。
超音波検査だけで大丈夫?
若年の方は超音波検査のみで十分なケースがほとんどです。しかし、早期の乳がんのサインである石灰化を見つけるためには、マンモグラフィ検査の併用がおすすめです。乳がんの発症率が高くなる40歳以上の方は、超音波検査とマンモグラフィ検査の併用でより確実な検診をおすすめします。