乳がんの精密検査
乳がんの精密検査について
検診でしこりが見つかった場合、「穿刺吸引細胞診」か「針生検(組織診)」で乳がんの確定診断を行います。
穿刺吸引細胞診
穿刺吸引細胞診
細胞診では、しこり(腫瘍)から吸引した細胞や乳頭からの分泌物を顕微鏡を使って観察します。細胞を吸引する際には、細い注射針を使用します。超音波(エコー)を使い、しこり(腫瘍)の位置を画面で確認する場合もあります。
針生検(組織診)
針生検(組織診)
組織診では、専用の針を使用します。しこり(腫瘍)に直接針を刺し組織を切り取ります。局所麻酔を使用しますので、基本的に痛みは感じにくいです。細胞診に比べて組織量を多く取り出せるので、より正確な診断が可能です。検査の所要時間は20分程度です。
しこりがあった場合に考えられる乳がん以外の疾患
乳房にしこりが見つかった場合、乳がんを疑う方は多いかもしれません。しかし、乳房にできるしこりの8〜9割は良性の腫瘍です。乳房にしこりができる病気は乳がん以外にもたくさんあります。乳房のしこりを発見したら、むやみに不安がらずに、自己診断はしないこと、まずは乳腺専門医の診療を受けるのがおすすめです。
乳がんと間違いやすい病気
乳腺症、乳腺炎、乳腺線維腺腫、葉状(ようじょう)腫瘍、などです。
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